赤ちゃんがぐずって寝ない 科学で解決⁈ ー 母乳育児コラム
2023年5月16日

赤ちゃんがぐずって寝てくれない、ベッドに置くと泣くってよくありますね。親のほうが泣きたくなります。

いろんな原因を考えたり、調べた方法を試したりしますが、効果抜群の方法を見つけ出すってなかなかないのではないでしょうか。

我が家も、どうしようもなく、夜中に車でドライブ、なんてこともありました。赤ちゃんて、車に揺られると知らない間によく寝てたりしますね。

寝かしつけの方法の科学的な研究発表されています。泣いた赤ちゃんを抱っこして5分間歩き続けると泣き止み、約半数の赤ちゃんが泣き止む。さらに5~8分抱いてから寝せるとそのまま起きずに眠ってくれるというものです。一見、「そんなのやってるよ」と思いがちですが、自己流だと途中ゆらゆらゆすったり、抱っこにつかれて座ったりしそうです。一定時間歩き続けるというのがポイントのようです。試してみるのもいいかもしれません。

 

 

研究グループは、歩く場所や抱き方など、安全性に注意すること・赤ちゃんが泣くのには個人差が大きいが、まったく泣き止まないなら中耳炎やその他の原因を疑ってみる必要があること・この方法には即時的な効果があるものの、生活リズムや環境を整えるといった日常の育児方法に代わるものではないこと、を留意点として挙げています。

赤ちゃんは24時間おっぱいを欲しがって起きだしますが、だからと言って大人に合わせて夜中まで明るいところに寝せておいてよいわけではありませんし、午前中寝ているからといって暗いところに寝せとく必要もありません。途中何度も授乳で起きるにしても、赤ちゃんの頃から早寝早起きの環境(明るさ、音の調節などのことで、無理に起こすことではありません)をできるだけ整えてあげたいものです。

授乳に関して言えば、泣くのでお腹がすいているのだと思って、ミルクを過剰にあげている場合もあります。赤ちゃんは胃の容量はまだ小さく、おなか一杯、苦しくて泣いているようなことがあります。おなかがパーンと張っていたり(おへそが出ていることもあります)、いつ乳(はき戻し)が多いなどの時は、そのサインかもしれません。

一人で育児をしていると、疲れもたまり、「もうわからない!」と悲しくなったり、いろいろな可能性を探ったり試したりすることすら面倒になるってこともあります。ちょっとした工夫や考え方を少し変えることで、今より育児が楽になるかもしれません。母乳育児相談を通してそのきっかけを作れたらと思っております。

 

 

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